コンスタンティン

作品データ

・タイトル:コンスタンティン

・原題:Constantine

・製作年:2005年

・製作国:アメリカ合衆国、ドイツ

・上映時間:121分

・監督:フランシス・ローレンス

・脚本:ケヴィン・ブロドビン、フランク・カペロ

・原作:ジェイミー・デラノ、ガース・エニス(コミック『ヘルブレイザー』)

・出演:キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ティルダ・スウィントン、ジャイモン・フンスー、ピーター・ストーメア ほか

・音楽:ブライアン・タイラー、クラウス・バデルト

・配給:ワーナー・ブラザース

・R指定:R

あらすじ

悪魔祓いを生業とするジョン・コンスタンティンは、天使と悪魔の存在を見抜く特殊な能力を持つ男。ある日、双子の妹を亡くした刑事アンジェラから、妹の死の真相を調べてほしいと依頼される。やがて二人は、人間界を巻き込む天界と地獄の壮絶な陰謀に足を踏み入れていく。

未鑑賞の方へ

この記事には、作品についての感想や、物語の展開・結末に触れています。

「まだ観てないけど、内容は知りたくない!」という方は、

ぜひ先に映画を楽しんでくださいね。

ここから本編

様々なホラー映画の中でも『オカルトホラー』がお好みなtottyです。

金字塔と云えば「エクソシスト」系なのですが、こちらの作品、色々混じっていて、エンターテイメントとして気楽に観れる、私的には楽しい内容です。

まず若く美しい盛りのキアヌ・リーブス&レイチェル・ワイズ。私の本命はディルタ・スウィントン見たさに、でしたけど(笑)個性的で、中性的、怖いのか、優しいのか分からない『瞳』に非常に惹きつけられます!当方女性ですが、ぶっちゃけ本気で目がハート♡になってしまう女優さんの1人です。

さてさて、この「コンスタンティン」。天使と悪魔、天国と地獄、そして悪魔祓い(エクソシスト)の世界に、霊能力の強い素人や、一般人が巻き込まれてしまうのですが….

キリスト教の概念は様々あるようですが、非常に強力な信心のもとに受け継がれてきていますので、宗教論ではなくエンターテイメントとして鑑賞するのはとても興味深いキャラクターがたくさん出てきますね。

『神』VS『悪魔』

この世界の均等を図っているあっち側の人もいて、この人間界のあらゆるところにいるんですって。

日本にも「魔が差す」とか、「因果応報=原因と結果、応じた報い」のような概念や、表現はありますので、こちらの方がしっくりくるんですけどね。

それを擬人化させて表現してるのが「神」と「悪魔」と考えると少し分かりやすくなります。

また自殺は禁忌という、キリスト教も仏教も、解釈こそ違えど目指しているところは近そうだ。まぁ、難しいことはわからないけど宗教感のあるテーマにはフラットに鑑賞します。どの宗教も対応可能な感性でお送りしてます(笑)

映像で擬人化されるとホントに面白いですよね。見事な天使の大きな翼が見えたり、悪魔側は黒い大きな翼が、ぶわぁ〜!と出てくるあたり。

確かに私めも、人間界にそこそこ生きてきましたから。最近になってようやく少しは、彼らの翼の色が分かるようになってきたような気がします(笑)

ジョン・コンスタンティン(キアヌ)が20年前に自殺を図ったことから、地獄行きが決定してしまった。自身の能力を使って悪魔退治をしていたが、これは地獄行きを回避する利己的な動機だと天界側のガブリエルは「無駄な事」と言って、真っ当な信仰による行動を進めている。

非常に面白いですところですよね。いわゆる『徳を積む』という表現が日本にはありますが、これには動機が重要である、と。

他者のため、と言いながらも実は自分の評価だったり、損得勘定だったりと動機の基準が「神」から離れている状態で行う「徳」はお見通しですよ、ということ。

コンスタンティン君、こんなに頑張ってるのに天国に行けないの?ってポテチを喰らいながら観つつ….

アンジェラ(レイチェル・ワイズ)と出逢い、彼女の双子の姉を救うために、共に活動するうちに、彼女たちの深い信仰心と、彼の中に芽生えた「自己犠牲」の精神。

やはり決めては『心の動機』がもっとも重要だったということ。彼がそれを「自覚」して決断したかわからないが、『本当の心の中』はしっかりと「神」には伝わった。

天に導かれながらも、悪魔に中指を立ててニヤつく辺りが、コンスタンティンのキャラクターの面白さ。

そして、白シャツ、ネクタイ、黒コートといったスタイリッシュな「仕事着」か。そらカッコいいわな、キアヌ君。キャラクターの性格を表現するライター使いや、タバコなど。いちいちカッコいいではないか。

キアヌ君の他の作品と、キャラクターが若干被る気もしたが。カッコいいから、カッコよくなってしまうのはしかたがない(語彙力破滅)

そしてガブリエル(ディルタ・スウィントン)。本来は大天使ガブリエル、神に仕える忠実な天使なのですが、「コンスタンティン」では少々キャラクター設定が面白かった。

翼を失って、ただの人間になってしまったガブリエルは、ジョンにぶん殴られて「痛み」を知ることになる。それは「人間としての苦しみ」を受け入れざるを得ない立場に落ちた、ということ。

無敵感満載だった、ガブリエルなだけに。そう考えると、人間とは実に弱く、脆く、儚い、この世の立ち位置なんだなぁと思います。

そして、なんかもったいないチャズやビーマン、ヘネシー神父やミッドナイト。キャラクターのチャーミングさを思うともっと絡みが欲しかったよん。ドラマだったら良かったのに(笑)

今この時も、自分の翼の色、隣にいる人、すれ違う人々の翼の色はどっちだろうか?

それは言葉や表情、肩書きや地位、生まれや育ち、醜美、行動だけではわからない。目に見えない『心の中』の動機で変わるから。肝に銘じておきたいものですね、全部『お見通し』らしいので。

ぜひ楽しんで鑑賞してくださいね!

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